映画 情婦 witness for the prosecution
製作:1957年
監督:ビリー・ワイルダー
脚本:ビリー・ワイルダー、ハニー・カーリッツ
原作:アガサ・クリスティ 「検察側の証人」
キャスト
レナード・ボール:タイロン・パワー
クリスチーネ:マレーネ・デートリッヒ
ウイルフィリッド・ロバーツ:チャールズ・ロートン
ミス・プリムソル:エルザ・ランチェスター
ビリー・ワイルダー作品
なんと言っても、ビリー・ワイルダーが製作した映画。
それも、アガサクリスティが書いて、ブロードウエイやロンドンで演劇として、成功しているものを映画化した。
主演にタイロン・パワーとデートリッヒ。
よもやま
マレーネ・デートリッヒは、1901年生まれですから、これが制作された1957年では、56歳だった。そんな年齢を全く感じない美貌。100万ドルの脚線美と言われました。
ベルリンで生まれ、幼くして父、継父を亡くし、18歳でヴァイマル音楽学校に入学しヴァイオリニストを目指しますが、手首の負傷で断念しました。その後、結婚、出産、別居を経て、ドイツ初期のトーキー映画「嘆きの天使」に出演。1930年渡米。1939年アメリカ市民権。1947年大統領自由勲章。レジオンドヌール勲章。1975年引退。1992年パリで亡くなりました。
タイロン・パワーは、本作で開眼したとも言われたのですが、次作の撮影中に倒れて、これが遺作でした。
老弁護士を演じたチャールズ・ロートンと看護婦役のエルザ・ランチェスターは実生活上ご夫婦なんです。
ロートンがアカデミー賞主演男優賞、ランチェスターが助演女優賞にノミネートされたが、オスカーは取れずに、ランチェスターがゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞した。
まとめ
この映画は、展開が絶妙で、最後まで、飽きずに観れる映画です。
したがって、ネタバレは書けません。
お見事。
ビリー・ワイルダーはさすがです。
だって、ブロードウエイやロンドンでロングランされているものを映画化ですよ。
映画を見る人の多くが、小説も読んでる、舞台も観た。そんな筋書きをお見通の観客が足を運んで絶賛する映画を作るのですから。
ビリー・ワイルダー最高